【入試算数】➁ 規則性(数列の和)

こんにちは。

今日は規則性の話をしましょう。

2021年の中学入試で、関東方面の入試問題の傾向が少し変化したという事を耳にしました。空間図形の出題よりも「規則性の問題」が多く出題されているという事です。という事は・・・次第にこの傾向が地方に流れてくることを示唆しているのではないかと思います・・・。

それでは、規則性の問題の1つ、数列の和の問題を解いてみましょう。

これは、初項1、公比2、項数10の等比数列の和の問題です。

地道にたし算をしても答えは出ます。等比数列の和の公式を使っても出せますが・・・

やはり公式に頼ることなく、工夫をして解くことにしましょう。

正解例はこれです。

これは「等比数列の和の公式を導くための解き方」と同じ考え方です。

ただ、この考えが思いつくかどうか、というのがありますね。ひらめきポイントとすれば、2倍、2倍となっているところから、2倍するとどうなるかな?と考えてみるところだと思います。

小学生の算数は、数学で公式化されることが多いです。○○算の文章題も、中学の数学になるとほぼ方程式で処理されます。だからこそ、考える力を身につけることを、小学生のうちにやって欲しいですね。

それではまた。