中学受験の保護者必見!久留米大学附設中学の入試傾向と対策法とは!?
九州の私立校での高い大学合格実績(東大・九大医学部など)を誇る久留米大学附設中ですが、ここ3年のコロナ渦における入試での志願者数は大きく変化することなく、2023年度入試はラ・サール中と入試日程が重ならなくなったことから、さらに受験者数増が見込まれます。同校の合格ラインは得点率60%以上が目安となりそうですが、70%以上取れるレベルを目指しておくことが重要です。ただ、70%の得点率は問題の内容からするとかなり大変です。算数は特に得点差が大きくなりやすい科目になるので、後半の問題の難問と言われるものも解けるように練習になるでしょう。
久留米大学附設中学受験の受験情報
久留米大学附設中学受験の受験に関する情報で大事な部分をまとめます。
詳細は、学校の公式HPよりご確認ください。変更になっている部分もある可能もあるので、かならずチェックするようお願いします。
URLは、https://www.kurume-u.ac.jp/site/fusetsu/ です。
過去の久留米大学附設中の受験者や合格者数、受験倍率情報
<過去3年の志願者数>
⇒倍率は例年4倍程度で推移しています。2023年度入試は、ラ・サール中と入試日程が異なるため、合格者数を増やしてくる可能性があります。ただ、受験者数も大きく増える可能性があるので、結果的に例年通りの倍率に落ち着くのではないかと思います。
過去の久留米大学附設中の合格最低点や合格者平均点、受験者平均点情報
<過去3年の結果> 500点満点
⇒受験者平均点が得点率52~53%、合格者最低点が得点率57%前後となっているので、60%の得点率が合格に大きく近づくこととなります。各科目で何点を目指すかを設定して、過去の問題に取り組むことが大事です。
久留米大学附設中学の配点や試験時間
※2023年度入試より、理科と社会の試験時間が40分→45分となります。
⇒算数・国語の配点が大きなポイントになると思います。算数で得点を稼ぐ生徒、国語で得点を稼ぐ生徒、バランスを取ってくる生徒とありますが、最後は試験時間の勝負になります。得点を稼ぐのも時間配分を事前にしっかり対策をしておく必要があります。
久留米大学附設中学の傾向
⇒どの科目も難易度が高く、試験時間に余裕がないので、各科目における時間配分を想定し、かつどの問題を解答して得点化していくかが大きなカギとなります。
久留米附設中で良く出る問題【算数編】
試験時間は60分、出題数は大問5題、小問20題であり、大問ごとには【1】小問集合(四則混合計算・場合の数・整数・論理・立体切断後の体積・平面図形の角度)【2】速さ(3公式・時計のずれ)【3】文章題(割合)【4】図形の回転(直線の回転・面積・体積)【5】図形の回転(平面の回転・軌跡・面積)<2022年度>が出題されています。
図形問題の「図形の移動・立体の切断」この2テーマは頻出でありかつ難易度の高い問題が出題されています。ただ、2022年は最後の大問で立体図形が出題されなかったのですが、2023年度は出題されると考えて対策が必要です。
久留米附設中でポイントになる問題【算数編】
難易度は高く、受験生の中で得点差のばらつきが多くなりますが、特に「立体図形」の問題は切断の問題を中心に徹底的に反復訓練を行っておく必要があります。過去の問題や他の難関校の問題にも取り組んで、処理能力を上げておくべきでしょう。
久留米附設中で良く出る問題【国語編】
試験時間は60分、出題数は大問4題、小問21題であり、大問ごとには【1】聞き取り【2】語彙(四字熟語・敬語・漢字)【3】論説文(要旨・記号選択・語句の抜き出し・記述)【4】小説(心情・情景・内容一致・記述)<2022年度>が出題されています。2019年から作文→聞き取り→作文→聞き取りと交互に出題されており、順番からすると2023年度は作文問題が出題されると予想されますが、聞き取りの対策もやっておくべきでしょう。幅広い語句の知識が必要とされることと、記述問題が多いことも考えると語彙に関しても押さえておくべきです。
久留米附設中でポイントになる問題【国語編】
聞き取り問題・作文問題を含む記述問題は、事前の対策が必要になります。大学入試改革からの流れで「表現力」を問われていることを考えると、記述力を問われている問題に対して十分な対策をすることが重要となります。
久留米附設中で良く出る問題【理科編】
試験時間は40分、出題数は大問4題、解答数61であり、大問ごとには【1】地学(地球上で起こる現象)【2】生物(動物 メダカ)【3】化学(燃焼 ドライアイスを使った実験)【4】物理(てこ 力のはたらき)<2022年度>と、理科の4分野からバランスよく(配点も含めて)出題されています。幅広く出題されるので、「実験」「観察」の問題は3年連続で出題されているので、入試問題を使った練習が必要となるでしょう。
久留米附設中でポイントになる問題【理科編】
解答時間に余裕はないので、計算を伴わない(地学・生物・化学の一部)を時間をかけずに解答し、物理・化学(計算)に時間をじっくりかけられるように解いていくことも考えてみましょう。
久留米附設中で良く出る問題【社会編】
試験時間は40分、出題数は大問4題、小問28題であり、大問ごとには【1】地理(日本業)【2】歴史(政治・文化)【3】歴史(古代~中世 社会・文化・外交)【4】公民(政治のしくみ・地方自治)<2022年度>が出題されています。問題の大半が「正誤問題」であることから、どの分野とも細かい知識が必要となります。
久留米附設中でポイントになる問題【社会編】
正誤問題では、文章の内容が微妙な言い回しで受験生を悩ませるものが多くなっています。選択肢をしっかり読み、消去法などで絞り込みながら正解を導けるようにしていきましょう。また、語句の理解も論述問題で重要となってきますので、時事問題の押さえと共に教科書で正確に理解しておくようにしましょう。
久留米大学附設中学の対策法
久留米附設中学は、得点差がつきやすい算数の得点が大きなカギを握っています。また、時間内で全ての問題を解けるようにするための、難解な問題の対応力を身に着けておくために、過去問演習と難関校の入試問題練習が必要となります。
久留米附設中学の算数の勉強法と戦略
久留米附設中学の入試において、「立体図形」は、立体切断後の切断面のイメージができるかが重要です。「思考力問題」は、最近増えてきている判断推理的問題の練習が必要です。「図形の移動」は点・直線の移動・面の移動の軌跡を問題ごとに図示できるようにしておきましょう。
久留米附設中学の国語の勉強法と戦略
500字前後の読解問題を20分程度で解けるように訓練を積む必要があります。読むことと解くこと合わせてとなるので、何度も読み返して時間をロスすることがないよう、初回の読みで理解をしていける読解力を養っていきましょう。また、語彙力や表現力を問う記述問題が多く出題されるため、文章を書くことに迷うことがなくなるまで練習が必要でしょう。
久留米附設中学の理科の勉強法と戦略
ここ2年で物理分野以外で図表がない文章だけの問題が出題されています。問題の文章も長いものが多く、空欄補充の問題も多く出題されているので、時間をかけずに解答できる練習をしておきましょう。
久留米附設中学の社会の勉強法と戦略
正誤問題は社会だけの知識では難しい問題も出題されています。時事問題、一般常識等を含めて、知識量を増やしておくことが重要です。また正誤問題の政界ではない選択肢の見直しも必ず行い、正しい理解をしておくようにしましょう。
久留米大学附設中志望者向けの対策ならキッズライト
キッズライトでは、久留米大学附設中学を目指すお子さんのために、受験直前対策「受験対策算数パック/理科パック」を行っております。直前期に入試問題の攻略法を伝授し、合格ラインまで得点UPを目指して対策を行います。
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