福岡県内で中学受験にチャレンジ!その後の人生はどうなる?

 毎年1月から2月にかけて、中学受験が行われます。小学6年生にとっては大きな決断とチャレンジになると思いますが、いずれ合否の結果が出て、通う中学が決まり、その準備に追われるようになります。中学受験をした後は、その後の人生は順風満帆といけるのでしょうか。

①中学受験後~小学校卒業(春休み)までの期間

 合否結果が出て、家庭内もようやく安堵の状態になっているかと思います。これまでの緊張状態から解放されて、これまでの努力がリセットされるくらい気持ちが抜けることもあります。春休みはせっかくだから、旅行に行ったりたくさん遊びに行こう!色々我慢してきたからしたいことをいっぱいしよう!と羽目を外しすぎると、恐ろしい入学後の生活が待っています。

 ・入学決定後には春休みの課題が配付されることが多い(小学校の復習/中学校の予習)

  →これは入学後は復習はせずに一気に勉強を進めるということ

 ・数学の予習には「正負の数」が含まれる

  →意外とつまづく子が多い

 ・入試科目になかった「英語」、入学後に思い切り差を見せつけられる

  →小学校の英語を適当にやってきた生徒は要注意、一気に苦手科目になる可能性有り

②入学後の新入生テスト→順位が出る(学校の先生の認識はここから始まります)

 入試の結果と共に、春休みにどれだけしっかり学習してきたかをこのテストで改めて確認し、この生徒は入試前後で〇〇な状況だ、という認識がはじまり、期待度が生徒それぞれに設定されます。(これは先生から声掛けで意外とわかるものです)そして、このテストで上位になると、ほぼ上位で推移しますし、下位になるとなかなか上に上がれないことにも気が付きます。それくらい、スタートは肝心です。成績はそんな簡単には上がりませんから。

③部活動の開始/中学校生活の開始

 小学校と中学校からの違いの1つに「部活動」があります。ここに突破口を見出す生徒もいます。成績が少し悪かったとしても、部活を頑張り、成績を残していくと、推薦が取れるくらいになる場合もあります。また、これまでにあまりなかったボランティア活動や、長期休業期間の留学(ホームステイ)があったりして、興味を持つ子も出てきます。ここが公立中学と私立中学の大きな違いになってくると思います。様々な取り組みから、色々な可能性を見せてくれるので、自分にフィットしたものがあればそこから目標設定し、一点突破すること生徒も出てくるでしょう。

④高校受験のない中3~高1

 中高一貫の学校では、早ければ中3・1学期から、遅くても中3・2学期から学習内容が高校内容に移行していきます。高校受験のある公立中学であれば、このタイミングで中学校3年間の復習を踏まえて、高校受験の勉強になっていきますが、中高一貫校はそれがありません。特に止まることなく、高校の勉強に移っていきますので、油断するとここで一気に落ちこぼれになる可能性もあります。中学の内容はその場その場で押さえておく必要があります。どうしても学校内で難しい状況に陥りそうになれば、早期に学校の先生や塾の先生等に相談するべきです。これは、高校の勉強が始まってしまうと、始めからついていけないことが容易に想像できるからです。

 また、高校受験で合格した子たちが「外進生」として入学してきますので、しっかり受験勉強をしてきた子たちが入ってくると、新しい風が入ってきて雰囲気が変わるので、一気に成績が抜かされてしまうこともあります。するとモチベーションも下がってしまい、気が付いたら大学受験目前、となってしまいます。

逆に、勉強が順調にいっている場合であれば、先の学習へもっと進めることができますし、そのことが志望大学を1ランクも2ランクも上げることのできるきっかけとなります。

⑤早い段階からの受験意識 高1~高2 

 来たる大学受験に向けて意識は高い子が多いので、目標を定めていく時期になります。

一方、公立高校ではまた高1から高校デビューとして青春を楽しむぞ!と部活等にいそしむ子も多くなりますが、中高一貫校の子どもたちは高校では部活は控えめにして塾に時間を割く子が増えたり、大学の推薦を狙う子は部活の役職(部長)になったりボランティア活動に参加したりと学校生活において内申点(調査書)を稼ぐ姿が増えてきます。

 ここで公立高校が何もしていないわけではありません。地区の一番手校などは、HPで見る通り、高い合格実績を出していますから、1年時から鍛える体制もあります。中高一貫に負けたくない一心で頑張っているのです。また一番手校の標的(ターゲット)は、おそらく「久留米大学附設高等学校」だと思いますから。

⑥中学受験経験者はほとんど大学進学へ

 中学受験をした子はほぼ全員大学へ行きます。大学院へ行く子も多いです。

さて、中学受験をしたらその後の人生でいい就職をして高収入になれるのでしょうか。

中学受験をした子が全員高収入の職に就けるのかというとそうではありません。でも、今の日本ではまだ学歴重視の世の中なので教育にしっかりお金をかけてきた中学受験組は、名の知れた企業に就職してそれなりに高収入であることが多いのも事実です。

 中には大学まで行ったけどうまく就職が決まらない、夢を追いかけていて、などという理由で大企業に就職せずニートとして生きている人ももちろんいます。でも高校から就職する子や専門学校に行く子は私立からはとても少ないです。よって学歴社会の日本では「中学受験=高収入」ではありませんが、公務員や会社員としてサラリーマンとしてはたらくなら、中学受験を通過することで公立に行くよりも高い確率で高収入の道に入れます。

 ただ、公立中学に行ったからといってこの道が閉ざされるのかというとそうではありませんし、公立中学から進学校へ進み大学に行けば最終的には中学受験をした子たちと大学から交わることになります。

⑦中高一貫校の進路指導

 学校の進路指導にもよりますが、指定校推薦をうまく使い、合格実績を確保するとともに、成績の上位の子には国公立大学受験を強く進めます。また私立大学をたくさん受験させることもあります。私立大学は企業内にも派閥などがあって、OBから推薦などもあったりするので、そういうしがらみが嫌じゃなければ比較的有利に就職活動が行えるということもあります。また就職に関するサポートも国立や公立大学と比べると私立大学は手厚く、保護者面談を行ってくれる大学もあるほどです。

就職した後も、内部に学閥のある会社だと面倒見の良い先輩に囲まれて幸せに暮らせる子が多い印象があります。国立大学だと教授の推薦をもらう以外はあまり就職に関してサポートがないので、自力で勝ち取る就職活動が主流です。

⑧社会の荒波に強いのは中高一貫組?それとも公立組?

 大学に進学すると、私立出身組と公立出身組ときれいに分かれることもあると聞きます。

 例えば、九州大学の医学部は、久留米大学附設の生徒がかなりのシェアを占めるので、他の学校から入ってきた子はなかなか輪の中に入れず、しまいには鬱になることもあるようです。難度の高い私立中高一貫で鍛えられた子たちと、公立高校で自主的に頑張り抜いてきた子では鍛えられ度に大きな差があります。そこから立ち直っていけば、公立出身の子も強く鍛えられて、社会に出たときにこの経験が大きかったと言えるでしょう。ということは、中高一貫で早い段階から鍛えられていることは大きなプラスに働いていると言えるでしょう。

 ただ、公立組も世間の厳しさや多様性に触れてきて、鍛えられている生徒も多く存在しますし、逆に6年間安心して通えるという中高一貫に甘えて、ゆったり過ごしている生徒もいるでしょう。

では、どっちがいいのか?迷うのであれば、中学受験にチャレンジしてみましょう。

一度自分の将来を考える最初のきっかけになればいいと思います。保護者の皆さん、一度考えてみてはどうでしょうか?親のエゴを押し付けるだけでなく、子どもの将来を一緒に考えてみてはどうでしょうか。

キッズライトは,学童が運営する学習塾

キッズライトは、福岡県西区の「学童」です。学童が、「学習塾」を運営しております。

一般の「学習塾」と違い、「学童」が運営しているので、子どもの「生活面」や「性格面」,ノートの使い方などの「勉強時の癖」などさまざまな所作から、指導しています。

中学受験に精通しているプロの講師も滞在しており,真の実力,学力を学ぶことができる環境になっております。

福岡にお住まいの方は,是非一度訪ねてみてください。お待ちしております。
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