【学童】お預かりでできること②
こんにちは。キッズライトの西野です。
前回の続きです。
全国にはたくさんの「学童」の施設があります。特に関東圏では、民間の学童も入れないところが多いとも聞きます。どこにこだわりを、と聞いたときに出てくることは「学習習慣」だということです。
学校が終わって、ご両親が仕事から帰られるまでの時間に何ができるか?
学習の習慣をつけて欲しい、そしていずれ中学入試へ・・・
という事のようです。地方はまだそこまで根付いているとは言えないと思います。
→小学校生活が落ち着いてから・・・
→色んな習い事をさせたい
これも間違っていないと思いますし、正解が何か、というのもありません。
この私でさえも、小学校での習い事は、「書道」「スイミング」「英語」で、学習塾に通う、というのはあまり考えとしてありませんでした。本屋で問題集を購入して全部解けばいいのか、という思いで勉強していました。当時の参考書の「力の5000題」シリーズにはとてもお世話になりました。ただ、色々あって中学入試はできなくなって、親に頼み込んだのは「塾に行かせてほしい」という事でした。
中学入学前(春休み)に塾に行かせてもらい、わかったことは「勉強の仕方」でした。学力をつけるためには、まず勉強の仕方を学び、そして演習をし、それを習慣にしてしまう事、が必要だ、という事を本当に理解しました。
ところが、ふと思ったことがあって、「算数」の勉強をこだわってやってきたことは、「数学」になってもとても役に立ったということ、そして、難関私学の問題は歯が立たなかったのはなぜか?という事が「情報不足」だったという事に気づいたという事です。
以下の問題をご覧ください。
これは、2021年度開成中学(東大合格者No.1)の入試問題【1】①の問題です。中学入試定番である「曜日の問題」ですが、ここに「うるう年」の定義が説明されています。もちろん、大半の受験生は知っていると思いますが、知らなければ、試験中に「えっ?」と思うはずです。
<うるう年>
・2月が29日まである
・4の倍数であるが、100の倍数でない年はうるう年 2024年、2028年・・・
・100の倍数であるが、400の倍数でない年はうるう年ではない 1900年、2100年・・・
・400の倍数はうるう年 2000年・・・2400年
・1年は365日だが、地球が太陽を1周する(公転)するのに365.2422・・・日かかるので、この差を補正するために4年に1度1日加える。しかしこれでは加えすぎになり、またずれてくるので、上記のルールがある。(400年でズレは約3日分)
まだまだ、突き詰めると、うるう年の事から、「暦」「天体」の分野まで話が広がります。そのような題材を中学入試で扱うという事は、小学生の間で、知識を得ていることになります。受験のための、と思うかもしれませんが、色んな事に興味を持たせるためのきっかけだと思っています。
開成中学などの超難関私学の入試問題は、本当に難しいと思いますが、それはただ「知らないことがあるから」だけだと思います。知識を得ることで、そこから思考がはたらくでしょう。そして新たな考えを生み出すこともできるでしょう。その1つが入試ではないかと考えます。
解答はこのようになります。
このようなことも、お預かりする時間の中で、さりげなくテーマにあげると、子どもたちは興味・関心を持ちます。そしていろいろなことを聞いてきます。入試問題から得られる知識も、大人がかみ砕いて子どもたちに伝えること、これも必要でないかと思います。
数学コーチャーの資格を持つ私から、「算数・数学」の楽しさと、いろんな問題に取り組む喜びと、わかった時の感動と、を学童保育の中で、日々伝えていっています。それがキッズライトです。
キッズライトでは、学べる学童として、この4月よりコースを大きくリニューアルいたします。
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