【入試算数】➀倍数の判定
みなさん、こんにちは。
9月も半ばを過ぎ、そろそろ中学入試の追い込み時期になってくると思います。
来年入試は2022年度入試。「2022」という数字を意識しながら・・・
今回から、入試を意識したお話をしていきたいと思います。
今日は、「倍数の判定」について、簡単に説明していきたいと思います。
以下にまとめてみました。どこにでも書いてあることをまとめただけです。
これは無難なところですね。入試で狙われる面倒な倍数が次のものです。
6の倍数は、2の倍数と3の倍数を両方満たす、という事に気づけばそんなに問題はないですね。
11の倍数は、一度解いておかないといきなり出題されると戸惑ってしまいます。
例えば、abcdeという5桁の数字があった時に
(a+c+e)-(b+d)= a-b+c-d+e =11の倍数 になっていればいいのです。
例)12345 1-2+3-4+5=3 よって×
例)1234321 1-2+3-4+3-2+1=0 よって〇
倍数の問題は馬鹿にはできないです。次の問題は、灘中の過去の入試問題です。
11の倍数の見分け方の良問になります。さあ、いかがでしょうか?
それでは、解答になります。
ここで、もう1つわかることは、
(奇数の桁の数の和)-(偶数の桁の数の和)=11で割った時の余りの数と一致
します。これは高校数学の「合同式」というテーマで余りに関する学習をしますが、それを利用することで説明ができます。うーん、奥が深い・・・
算数・数学は整数問題が一番厄介だと思います。解くきっかけを自分でつかんでいかないといけないので、発想力が必要になりますね。問題を解くだけでなく、この問題のテーマは何か?というのをつかんでいくことを念頭に置いて、受験勉強に励んで欲しいと思います。
それでは、また。